<iPhoneの現状>
日本でiPhoneが発売されて早くも2年目に突入した。昨年のiPhone 3Gからカタチを変えることなく登場したiPhone 3GSの売れ行きは凄まじいもので、在庫不足が続いている。販売台数は契約上公開されていないものの、ソフトバンクモバイルの孫正義社長が「端末の納品を確保できれば、契約の純増数を伸ばせたはずだ」と語っているほどだ。

1年をかけて、ようやく日本でもiPhoneが浸透してきた。街を歩いていても、男女問わず、iPhoneを片手に持っている人が増えた。これは一見、iPodが広まったときの現象に似ている。だが、iPodとiPhoneは決定的に運命を分かつことになる。それはなぜか。iPhoneが契約を要する電話であることに他ならない。したがって、iPodを皆が持っているように、iPhoneを皆が持つようにはならない。当たり前だが、携帯電話契約がiPhone導入の最大で最後の壁となる。


iPhoneがU.S.でリリースされて以降、日本での販売を心待ちにしていた人は、おそらく昨年の発売と同時にiPhoneを購入したことだろう。私もその一人で、日本上陸までの1年間で「日本におけるiPhone発売を見守る会」を発足したほどだ。一方で、様々な事情で悩んで購入に至った人、至らなかった人もいるだろう。また、全く興味がなかったのに、何らかの影響で購入に至った人も大勢いるはずだ。

私は、Appleファンとしては比較的穏健派で、「何が何でも」という考えはない。ケータイについてのアドバイスを求められることが多々あるが、iPhoneを積極的に勧めたことはあまりない。それはiPhoneを利用しているがゆえに、その利点と欠点をある程度理解しており、どれほど好きでも、普通のケータイから乗り換える人に一概に「iPhoneが最高」とは言い切れないからだ。何事にも長短があるが、短所の方が後々気になることが多い。その点、確かにiPhoneは万人受けするケータイとは言えないだろう。これは販売から1年経った今でもそう感じている。

<購入決断のきっかけを>
今回のコラムでは、iPhoneを導入するか否かの「境界」について述べたい。このコラムは、まだiPhoneを持っておらず、買いたいけど「あと一歩」が踏み出せない方、あるいは聞いたことはある、興味はあるけどまだ買おうかどうか決めてない方に向けて書いている。一般のケータイと比較したアドバンテージである「利点」を専ら採り上げるが、この利点が検討中の方の「あと一歩」になれたら幸いだ。

さて、今回はある一点からiPhoneをアピールしたい。それはケータイでは今や普遍的機能かつメインとなったカメラ機能だ。カメラは、ケータイ普及期に「カメラ付きケータイ」として進化し、今やメーカーやキャリアがアピールするメイン機能の一つとして君臨している。早速だがiPhoneのカメラ機能のアピールポイントを紹介したい。一言で言える。今、ほとんどの方が持っているケータイのカメラより画質面で遙かに劣り、その代わりに自由を手に入れたということだ。

<iPhoneとケータイとカメラ>
日本のケータイの最新機種は1000万画素というデジカメレベルの画素数を誇り、それを最大の売りにしているケータイもある。ケータイにカメラ、という時代が10万画素から始まったことを考えると、素晴らしい進化であり、今後も伸びていくことだろう。だが「撮ったあと」についてはどうだろう。撮った写真をどうするか、実は数年前も今もそれほど大差はない。高画素化も素晴らしい、顔認識も素晴らしい、ワイヤレスプリントアウトも素晴らしい、メールで大容量添付も素晴らしい。だがそこまでだ。撮った写真はあくまで撮った写真。私はそれもありだと思う。私は日本のケータイが好きだから、高画素化には当然のようにわくわくするし、ワイヤレスプリントなどは近未来的で好奇心が高まる。

一方、iPhoneのカメラはどうか。iPhone 3GSでようやくオートフォーカスが付いた。昨年のiPhone 3G(今も併売されている8GBモデル)にはオートフォーカスすら付いていなかったのだ。しかも今年のモデルでも320万画素程度の画素数しか載っていない。このスペックは、NTTドコモの機種と比較するとなんと4年前には達成されているスペックだ。つまり今話題のiPhone 3GSのカメラのスペックは、所詮4年前のケータイレベルということになる。とてもじゃないが、画質でiPhoneをアピールすることは出来ない。その他の補助機能、たとえば顔認識なども備えていない。むしろある機能を挙げたほうが手っ取り早いだろう。iPhone 3GSが備えるカメラ機能は、フォーカスポイントをタッチして決定し、シャッターボタンを押す、早い話それだけなのだ。

では、なぜ私はそこまで劣っている機能をアピールするか。それは「劣っている」ことが数字で分かるだけに見えてこない、最大のiPhoneの醍醐味を伝えるためだ。iPhoneのカメラは単なる320万画素、4年前のスペックではない。そこには日本のケータイにはない「アプリケーション」という名の主要な楽しみが備わっている。私はこれがiPhoneの最もアピールすべきアドバンテージの1つであると思っている。

iPhoneはPCのiTunesを介して様々なアプリを追加することが出来る。それには無料のものもあれば、有料のものも並んでいる。ユーザーは自由にiPhoneに追加することが出来るのだが、これがiPhoneをおもしろくさせる大きな要素と言っていい。カメラについて話しているので、iPhoneのたかが320万画素のカメラが、なぜ日本の1000万画素カメラ搭載ケータイよりもさらに楽しく利用できるのかを説明したい。そのためにiPhoneで撮影した写真をアプリケーションとともに紹介していこうと思う。購入検討中の方の中には、文字を読む以上に写真を見て意欲が湧く人もいるかもしれない。

<iPhone 3GSで完結する楽しい写真>
では早速紹介していく。まずは、私のiPhone 3GSのスクリーンショットから、普段から利用しているカメラ関連のアプリケーションを見て欲しい。


実はカメラ関連だけで16個ものアプリケーションを常用している。有料、無料さまざまだが、どれも優れたアプリケーションで、このような楽しい経験を提供してくれるアプリの作者様には感謝してもしきれない。

さて、先ほど私はカメラで写真を「撮ったあと」について触れた。撮った写真は現像、もしくはケータイにそのままストックしておく、というのがこれまでの常道だった。だが、iPhoneはそれよりも先の経験を提供してくれる。次の写真を見ていただきたい。


この写真はまさにiPhone 3GSで撮影し、iPhone 3GSに入れたアプリケーションで加工したものだ。加工に利用したアプリは上のスクリーンショットにある「TiltShift Generator(上段右から2番目)」だ。普通の写真にボケ具合を入れられるアプリで、写真の通り、遠くの景色がボケるように加工した。こうしたアプリは「ミニチュア風」写真を生成することでも広く知られている。さらに次の写真を。


これは先ほどの写真をさらに加工したもの。「Camera Bag(上段右から1番目)」では、あらかじめ用意された様々な効果を付けることが出来る。上写真の場合は「Cinema」という効果により、ワイドな写真に仕上がった。


この写真もiPhone 3GSで撮影し、アプリケーションで加工したもの。「Polarize(下段左から2番目)」は、撮った写真をポラロイド風に仕上げるアプリで、好きなタグも書くことが出来る。写真の画質もまさに「ポラロイド」らしくなるのだ。


これらの写真も同様だ。アプリケーションには「ColorSplash(上から2番目、右から2番目)」を使用した。このアプリでは、撮った写真をモノクロ画質にして、任意の部分だけのカラーを取り戻すことが出来る。上画像では、左はフロアの模様のみがカラーに、右はデスクペンとペンスタンドのみがカラーになっている。


左は「CameraKit(上段左から2番目)」を利用して、撮影した画像にエフェクトや署名を入れた。エフェクトはモノクロやセピア、ビンテージなどをラインアップしていて、色合いも決められる。右は「SnapBox(下から2番目、左から1番目)」を利用して、撮影した画像に用意されているエフェクトをかけた。「Noir」というエフェクトにより、特にコントラストが強いモノクロ画像に仕上がり、味が出ている。


面白い合成アプリもある。「PhotoFunia(下段右から2番目)」では、用意された合成テンプレートに、選択した写真をうまい具合に合成出来る。私がiPhone 3GSで撮影したジャックに、ポスターのテンプレートを合成した。シワのエフェクトがリアルに出ている。


今回は公になる記事のため、実際に撮影したポートレートを使用することは出来ないが、ポートレートを上手に加工出来るアプリもある。日本のケータイでのフレームと似ているが、多種多様に追加できる。その中でも気に入っているのがディズニーの「Cover Styler(下段右から1番目)」というアプリだ。ディズニーチャンネルのフレームと合成したり、スターなどの記号を追加できる。ポートレートで利用するとなかなか面白い。


最後はAR(拡張現実)という最近流行のジャンルから。「セカイカメラ(下段左から1番目)」は、iPhoneのカメラを通して様々な情報を見ることが出来る。たとえば、街のビルにカメラをかざすとそのビルの名称が表示される。また、自分が撮影した画像をその場に残すことが出来る。たとえば私がレストランの料理を撮影し、その場に残すと、同じくセカイカメラを利用しているユーザーがその場でカメラをかざしたとき、私の残した写真が見えるのだ。利用方法は多岐に渡るが、未来を感じるアプリだ。

<あとは直感で>
iPhoneとカメラとアプリで何が楽しめるかの実例を紹介したが、最終的には直感がiPhoneの必要性を決めることになるだろう。上記写真や紹介をご覧になって直感的にiPhoneを欲しくなって頂けたなら私も嬉しい。または、iPhoneにさらに興味を持った方がいるならば、それも幸いだ。いずれにしても、料金プランやiPhoneへの移行の注意点などをクリアし、最終的に購入を悩んでいる方の判断のプラスになれることを望み、このコラムを書いた。ここまで読んで下さった読者に感謝したい。


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Appleは、日本時間10日午前2時から開催するメディアイベントにおいて、iPodラインを刷新し、新たにカメラを搭載したiPod touch, iPod nano, iPod classicを発表するほか、iPod shuffleをアップデートする。価格も現行からさらに値下げされる見込み。

新しいiPod nano, iPod classic, iPod shuffleは明日から発売される可能性があるが、iPod touchは日本国による認証の関係で今月下旬から来月上旬にかけて販売が開始される見通しとなっている。


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新しいiPodシリーズが今年9月にも発表される。一番大きな特徴は、iPod nano、iPod touchにおいて初めてカメラが搭載されることで、デジカメ感覚で写真を撮り、音楽とともにパソコンに同期することが可能となる。その他にも容量倍増による実質値下げが予想される。

これらの正式発表は9月の見込み。購入予定の人はご留意を。


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Movie: MW-ムウ-/劒岳 点の記


まず「劒岳 点の記」は昨日、お台場にて。ようやく観ることが出来た。主演は浅野忠信と香川照之で、その他にも松田龍平や宮崎あおいなどなどそうそうたるメンバーが揃っている。原作はもちろん新田次郎の同名小説。測量物語。

申し分の無い演技に、劒岳の険しさの表現が伝わり、観てるこちらが凍えそうなほどだった。「キャラ」化している松田龍平の粋な演技と、紅一点の宮崎あおいの演技も。特に宮崎あおいは数シーンしか登場しないのだが、浅野忠信演じる主人公柴崎の良き妻(時代は明治なので良妻賢母と言うべきか)として、印象に残る役を演じている。

だが・・・パンフがデカイ!いわゆる一番大きなサイズ。そういえば今年上半期ナンバー1の映画「少年メリケンサック」もこの大きさだった。東映め。一方でサントラ付き1,500円というリーズナブルかつ面白い企画も評価できる。「劒岳」は100万人を動員したそうだ。こうした映画は多くの人に観てもらうことが日本の先人達を尊敬することに繋がるだろう。制作に協賛した朝日新聞社と北日本新聞社にも拍手。

次に、「MW-ムウ-」は新宿にて。手塚治虫原作の映画。主演は吉高由里子と交際中の玉木宏および山田孝之。原作では戦前及び戦後の話だったが、時代設定は現代へ変更されている。また、原作では主人公2人はゲイ(バイ?)であり、過激な描写があったのだが、映画では全く触れられていない。にもかかわらず、街頭用プロモーションのアドでは、その関係を示唆するショットなので納得いかない部分も。

それと、物語序盤で主人公はある誘拐を企む(原作/映画同様)のだが、映画ではその描写に時間を使い過ぎて、せっかくの2人の関係やキリスト教的懺悔といった原作で重要な事柄が描かれていないのは残念だった。とは言え、やはり映画化すべき作品だったのだろうと思う。映像は綺麗だったし、配役も適切だった。


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25日夜→26日未明にかけて表参道で開催されたソフトバンクモバイルによる「iPhone 3GS 発売記念前夜祭」に同社の代表執行役社長兼CEOの孫正義氏が来場し、26日到来の瞬間を皆でカウントダウン(でも孫社長は時間を見失う)。そんな映像を公開!上戸彩はセレモニーに来て握手したけど、撮影禁止だったので、こちらを!。

社長自らに愛されるiPhoneは幸せ。ユーザーも幸せ。


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マフィアチップス


シチリア島の岩塩なんて凄い!マフィアの香りが・・・。いやドン・ヴィトー・コルレオーネさんの故郷の香りがする。食べてみる、やっぱり古き良きマフィアの味がする〜


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briefly: 06.13.2009


★iPhone 3G Sについて
世界開発者会議で発表されたiPhone 3G Sは26日に日本で発売。もちろん買う予定。金曜だから講義もないし、また前日から並ぼうか、並ぼうか。渋谷にしようか、銀座にしようか。アップルストアにしようか、ソフトバンクショップにしようか。16GBにしようか、32GBにしようか。

★キングダムハーツ スリーファイ・・・なんたらかんたらについて
久しぶりにゲーム買った。DSの。ミッキー出るし、欲しいなと思っていたけどなかなか買わなかった。みんなに聞くと、結構買ってる人いて、じゃあってことで。でもまだやってない。DSを充電すらしていない・・・。RPG嫌いなんよね。

★本について
同時読み20冊突破!追いつかないね。でも徐々にケースバイケースで読んでる。今、主に読んでいるのは半藤さんの「昭和史」シリーズ、読みやすそうだった「論語」、何冊かのビジネス書。著者と会ったことがある「決算書分析術」はためになるわー。

★リプトンについて
全く当たらない。なんで?4年連勝なのに。7月中までなんで、まだまだ続けてやる。

★ディズニードリームファイルについて
45号までと思っていたら、100号まであるんだって!ビックリした。50,000円突破するじゃん。定期購読したあとに知らせるなよ・・・。コレクトはきっちりしないと許せない質なので、最後まで集めてやる。。

★政治情勢について
自民党勝つ気ある?麻生首相が鳩山総務相を更迭したのは完全に間違い。だって麻生さんにとって鳩山さんは一番の腹心のはず。数年前の総裁選の演説でも筆頭で応援演説してた。この人事で完全に自民党は機を逃した。しかも自ら。今回の人事見ていると、「史記」とかに出てくる古代中国の凡愚な皇帝を連想してしまう。佞臣のハッタリ諌言で真の腹心を取り除くという誤りの連続。揺らぐ民主党と北朝鮮とリンクしている社民党の連立政権になった日には日本国は終わるから、せめて過半数取らせない程度に頑張れよ、自民。おいらの親戚の後藤田正純代議士(いずれ首相になって欲しい!)もさぞ嘆いていることだろう・・・。

★香港ディズニーについて
香港での新型インフルエンザによる休校に伴い、現地ディズニーランドが学生向けに優待券を販売開始したことに当局が反発しているとか。当局の対応は当たり前か。ディズニーは「敷地は広く空気もきれいだ」って。まるで、朝日新聞が数十年前に一面で連載していた今では考えられない危険妄想コラム「チュチェの国、北朝鮮」にある「北朝鮮はゴミ一つ落ちていない、病気もない、地上の楽園だ」という言い回しに似ている。ディズニー、それは間違ってるよー。

★合宿について
やまなしけんに行くらしい。

★カクテルについて
家でカクテル作り始めた。早稲田のバーテンダーサークルの友人に必要なもの選んでもらって、お酒かって、氷買って、グラス買って。今では大学から帰ると一杯。暑いもんね。本読みながら一杯。ドラマ観ながら一杯。麻布に信濃屋っていう酒屋さんがあって安かった。

★ドラマについて
「アイシテル〜海容〜」の演出の酷さに辟易。テーマは良いのに(原作マンガはまだ読んでないけど)。悲しいところで雨降らせてずぶ濡れって、何年前の演出だよ・・・。役者は個性ある人揃っているのに残念。それに比べて「白い春」の素晴らしいこと。脚本家は「結婚できない男」と同じ人。やっぱりある程度はスタッフで決まるもんだね。我らが阿部寛の演技力も見事なものだけど。

★映画について
ほら、変なことを言うから金曜夜のバイト後に六本木ヒルズの映画館に行きづらくなったじゃないか!現に今日はハゲタカ観るつもりだったのに、取り止めだー。


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