Movie: Gran Torino


『グラン・トリノ』監督・主演がクリント・イーストウッド。クリント演じるウォルト・コワルスキーは、簡単に言うと何処にでもいそうな「頑固ジジイ」という感じ。それのアメリカ版。ウォルトは朝鮮戦争を戦った元軍人で、典型的な古いタイプの人間。

ウォルトの愛妻が亡くなり、独りの生活が始まるが、隣人はモン族一家。他民族を嫌悪(差別)している古い人間なので、「米食い野郎」や「ネズミ」「野蛮人」という差別表現満載。でもなぜか自然すぎるのがクリントの良い演出または脚本だった。そればかりかウォルトは自分の息子夫婦や孫とも溝を作る、完全頑固ジジイ。

彼に変化をもたらすのは、嫌悪していたモン族の若い姉弟。彼らは「従兄」のモン族の不良グループに絡まれ、様々なトラブルに巻き込まれる。これを助けるのをきっかけに、ウォルトは「鎖国」を打ち破っていく・・・。

ちなみにグラン・トリノはウォルトの愛車で、純国産(フォード社)製。息子はトヨタのセールスをしており、トヨタ車に乗っているので、それにも不満を言う。「なぜ国産じゃだめなんだ」このあたりの徹底した頑固さが良い味を出している。

この映画も素晴らしい。『ミスティック・リバー』が大好きな僕は、クリントの映画が好みなのかもしれない。今回初めて新宿の新しい映画館ピカデリーに足を運んだけど、こちらも好みかも。松竹系なのが引っかかるけど。


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