Movie: 天使と悪魔


思えば、「天使と悪魔」を読んだのは高校生のときだった。「ダ・ヴィンチ・コード」は映画化以前から書籍としてブームになっていて、それに乗っかるかたちで同書を読み、続編の「天使と悪魔」にも手を伸ばした。これまでにないフィクション・イン・ノンフィクション(或いは逆)形式で楽しませてくれ、さらにミステリーになっているから最後まで楽しめる、そう感じていた。

ダ・ヴィンチ・コードがダ・ヴィンチを辿る物語ならば、「天使と悪魔」はカトリック教会と秘密組織イルミナティの攻防を描く。ローマ教皇が亡くなり、コンクラーベが行われようとしている最中、枢機卿4人が消息を絶つ。同時にイルミナティからの犯行予告。一方、CERNから「反物質」が何者かに盗まれる。

写真右のパンフのロゴは "ANGELS & DEMONS" と書かれているが、アンビグラムになっており、逆さにしても同様に読むことが出来る。劇中に出てくるイルミナティの紋章などもすべてアンビグラム。だからこうした視覚的要素を楽しめるのが映画の醍醐味だと思っていたのに、あまりそこには重点が置かれず、ただただ「反物質」探しに時間を使っているのが少々残念だった。


あと、小説は長編なので登場人物それぞれのキャラを濃厚に描いているので、終末での衝撃も大きいが、映画では時間の都合もあろうが、CERNのヴィットリア、カメルレンゴ、枢機卿モルターティ、スイス衛兵隊長オリヴェッティに思い入れ出来るくらいのインパクトは欲しかった。

映画としては面白いけどね。


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